高火力への反対意見
ガスコンロ側は、ガスコンロの方が高火力であると訴えています。
「IHクッキングヒーターで、実質的な最大火力は3kWではなく2kWであり、
鍋に行く力も9割ではなく8割程度である。
I H :2.0kW × 8割 = 1.6kW
ガス:4.7kW × 5割 = 2.4kW
となり、実質的にガスはIHの1.5倍の火力がある」という意見です。
3kWについては、確かに3kWは湯沸し等の特定用途用であり、使用時間にも制限がありますので、
実用上の最大火力ではないと言えます。
しかし、現在の多くのメーカの汎用最大火力は2.5kWですので、2kWではなく2.5kWで
計算すべきでしょう。
鍋に行く力については、、ガスコンロ側の言う8割程度が正しいのか、IH側が言う9割程度が
正しいのかは、よく判りません。
8割で計算すると、2.5kW × 8割 = 2.0kW (ガスの2割減)
9割で計算すると、2.5kW × 9割 = 2.3kW (ガスと同等)
となり、少なくとも 1.5倍も差がある話ではなさそうです。
また、両者は加熱方法が全く異なりますので、パワーの差が料理の差とは必ずしも言えません。
パワーの差ではなく、鍋の側面が熱くならないIHでは調理にならないという話も聞きます。
しかし、IHクッキングヒーターでも炎の料理と言われるが中華料理ができる訳ですから、
普通の人が使う分には、どちらを選んでも実用上は全く大差ないと考えて良いのでは
ないでしょうか。